偽善エネルギー (幻冬舎新書 た 5-2)

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  • 幻冬舎 (2009年11月1日発売)
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 石油と穀物の日本の自給率の低さは世界的に見て異常。日本の資源は海。海の生命生産量は陸の15倍。地球温暖化が進むと、四方を海で囲まれた日本は相対的に涼しい国となり、日本の国際的価値が上がる。CO2濃度の上昇は、食物生産量の増加につながるので、食糧不足の解決に繋がる。

 エネルギー発電に使われる石油は数%。燃料や医薬品、工業製品を作るために石油はなくてはならない。石油がなくてもそららを作る技術開発に力を入れるべき。

石炭は石油の10倍埋まっていると言われている。

 太陽光発電で車を動かそうとすると直径25mのパネルが必要。その太陽光パネルで発電した電気で、新しく同じ太陽光パネルをつくろうとすると電気が足りない。太陽光発電は電気消費マシン。

日本からヨーロッパへ飛行機で行くと、石油の消費量はゴミ袋300年分に相当する。

 風向きが季節によって変わり、かつ台風が来る日本では、風力発電は不利。
 国土の狭く、森林面積が多い日本では、太陽光発電は不利。海は使えるのでは?
 水力発電は環境負荷が大きいので、数%程度しか使えない。
 軟水炉型原子力発電は、何もしないと反応が進まないので安全。(ホントか?自分で調べないと)ただし、人為的なミスには注意が必要。

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感想投稿日 : 2023年3月29日
読了日 : 2023年3月29日
本棚登録日 : 2023年3月22日

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