四十九日のレシピ

著者 :
  • ポプラ社 (2010年2月16日発売)
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感想 : 614
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妻に先立たれた男性の寿命は短くなるという話を思い出した。
乙美さんの人柄は本当に素敵!そんな妻を失った熱田さん、娘の百合子も離婚問題で大変だし…遺された家族が心配になってしまった。
でも、亡くなっても尚、存在感バツグンで多くの人の心に影響を与えるって、いいなと思う。
まさに踏切板=テイクオフボードのような存在。
誰かの踏切板になって、その誰かを前に飛ばしていく。みんながテイクオフボードであり、お互い様なんだっていう施設の責任者聡美の言葉は、すっと心に入ってきた。
終盤、百合子の決断はちょっとモヤッとしたけど、みんな幸せになって欲しいなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年4月13日
読了日 : 2024年4月13日
本棚登録日 : 2024年4月13日

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