学びからの逃走、労働からの逃走
完全に親や子どもに問題があることを指摘している
でもこれって、戦後わざと仕向けられたことのような気がしてしょうがない
なんでも被害者ヅラしていていい訳ではないんだけど読んでいてしんどくなった
消費主体、労働主体、という言葉で表現されているけど
確かに世の中、消費者と生産者しかいなくて、それは理解していたつもりだったから
常に自分が客だと思って偉そうにしているより、ないところから何かを生み出すことの方が尊くてかつ、楽しいという実感はあるし、評論家みたいになりたくない
確かに今どきは子どもでもほとんどが常にジャッジする側のような気がする
家事労働などで承認された幼少期がないとそうなってしまうと書いてあった
換金性の高いものに飛びつきやすい(学問や学部でさえ)とか、待てない、100年後に形になるような仕事は失われていく、とかは本当だなーと思って、昔の日本人は違ったんだなとしみじみ
個人的には
最後の質疑応答の部分で救われた
ニートに関しては正当なお金がもらえない(自分に対する評価ぎ低い)からニートになると書いていてそこまでは??と思ったけど
ニートをバサバサ切り捨てる感じではなく、日本という環境がこうなればよくなるということもさし示してくれてたし、日本や日本人に対してただダメ出しばかりする人ではないんだとわかり、最後は著者の事が好きになった
でもやっぱり本のサブタイトルと、下向きの矢印が↓いやで、好きになれなくて⭐︎4にしました
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年5月29日
- 読了日 : 2023年5月29日
- 本棚登録日 : 2022年12月27日
みんなの感想をみる