1999年と2006年に出版された「skmt」「skmt2」の合本文庫版で初版は2015年。
編集者がひたすら観察し考察した坂本龍一像を、教授との会話や日記引用で記録のように綴られる。
ヒストリーやインタビューを単純に綴ったものとは異なり、2人の思考のやり取り、教授の脳内回路、ルーツ、発想の生まれる瞬間が、垣間見ることが出来る。
非常にシンプルながらクリエイティヴィティに富んでいて、個人的には教授の関連著書の中でも「音楽を自由にする」(坂本龍一/新潮社/2009)年)の次に並ぶくらいに好きな本となった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽/芸術
- 感想投稿日 : 2023年5月19日
- 読了日 : 2023年5月17日
- 本棚登録日 : 2023年4月28日
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