世界はラテン語でできている (SB新書 641)

  • SBクリエイティブ (2024年1月7日発売)
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借りたもの。
ラテン語学習というよりラテン語雑学読本。
死語と言われるラテン語が、現代に密接であること。
英語などの様々な言語の語源であり、日常にラテン語はある。ラテン語が身近に感じられる雑学が紹介されている。

ラテン語学習に最適な本も紹介。ラテン語学者・水野有庸先生ほか、
河島思朗『基礎から学ぶラテン語』( https://booklog.jp/item/1/4816360751 )、『しっかり学ぶ初級ラテン語』( https://booklog.jp/item/1/4860643666 )も紹介。
日本のアニメの中に出てくるラテン語の話も。
『エルフェンリート』のオープニングテーマ『LILIUM』の話は外せない。(あまりにも良い出来なので実際に海外の教会で歌われたとか)
(ラテン語さんが言語学者ではないことは断りつつ)日本語の起源をもラテン語も紹介してるが、私はそれには懐疑的。

巻末にはヤマザキマリさんとの対談収録。
現代イタリア語の会話の中でもエスプリを効かせたい時に使われるラテン語。
賛美歌の中で今も使われているのは言わずもがな。『テルマエ・ロマエ』『プリニウス』はラテン語が使われていた時代(そして大きな戦乱は無く比較的平和で文化が発展した)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 言語・文章
感想投稿日 : 2024年2月6日
読了日 : 2024年2月6日
本棚登録日 : 2024年1月21日

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