自分にとって優しく救ってくれた存在が
別の誰かには絶望を与えていることもある。
それは正義が、好意が、人によって違うのと同じように当然のことなのに恐ろしいことだと思う。
その救いだって相手が本当に救われたいのかどうかなんてわからない。
橙子も芳子さんも同じように「あいしてほしい」だけなのに、それがつながることが出来ないのがつらい。
橙子はヤマオを、先生を救っている。
涼は芳子さんに救われている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年10月10日
- 読了日 : 2021年10月7日
- 本棚登録日 : 2021年10月7日
みんなの感想をみる