ビゴーが見た明治職業事情 (講談社学術文庫)

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  • 講談社 (2009年1月8日発売)
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感想 : 8
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社会の教科書でよく見たジョルジュ・ビゴーが、明治時代の日本の色々な職業の人を銅版or石木板で描いたもの、をまとめた本。
ビゴーは明治19(1886)年に来日、貧しい一般人の中で過ごすなどして、思った以上に当時の日本のことを知っていたようだ。

◎明治の人口は3,000万人前半からスタート、明治末年には5,000万人に。
0.01%の貴族、5%の士族、1%の宗教関係者、94%の平民。

◎江戸という都市は以上に男性が多かった。
享保6(1721)年には、男:180 女:100
独身男性が多かったから秘画浮世絵が売れたといわれる。
幕末には、男:105 女:100
明治になると男の割合が再び上昇。
新しい商売・産業・企業が生まれ、男性労働者の需要が高まった。
建設期の年は男性が多くなるのが一般的特徴であった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2009年4月1日
読了日 : 2009年4月1日
本棚登録日 : 2009年4月1日

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