梅桃が実るとき

著者 :
  • 文園社 (1985年12月1日発売)
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本棚登録 : 64
感想 : 11
4

NHK連続テレビ小説「あぐり」の原作だそうです。
あぐりさんの
あっさりさっぱりとした性格、
辛抱強く耐える力、
時代、
家族、
というものが描かれています。

15歳で知らない相手と結婚させられたり(当日まで結婚すると知らないままで^^;)
小さな我が子と引き裂かれたり、
当時は珍しい洋髪美容をしたり、
女性が職業を持ったり、
夫が浮気したり家にいなかったり、
子供が病弱だったり、
夫が莫大な借金を残して若死にしたり、
戦災にあって焼け出されたり、
いやぁ、、、本当に良くそんな中で奮闘してきた女性です。

芯が強く、細かいことにこだわらない人だから
やってこれたんだろうな、、、、と。
それから、「こんなもんか」といろいろなことを
受け入れて、逆らわずにきたところも
彼女らしいのだと思います。

のちに、再婚して穏やかな安らげる家庭を持ったようで
それがよかったかぁとホッとして読み終わりました。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2007年7月28日
本棚登録日 : 2007年7月28日

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