「おれのおばさん」三部作の第三巻
銀行員だった父親が愛人に貢ぐためにお金を使い込み逮捕。
逃れるように北海道で伯母の経営する施設に入った中学生の陽介は、頼もしく成長し仙台の全寮制の高校に入学する。
選抜クラスで勉強に励む陽介だが、辛い境遇に負けずに生きる中本や美大を目指す菅野、中国人留学生の秀才である周などの友人や素晴らしい先生との出会いが彼をまた成長させる。
311を思わせる大地震を経て、父とも和解に向けて歩き出す。
登場人物の今後がとても気になる爽やかな青春小説。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2015年12月4日
- 読了日 : 2015年12月4日
- 本棚登録日 : 2015年12月4日
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