幸せに向かうデザイン 共感とつながりで変えていく社会

制作 : 日経アーキテクチュア 
  • 日経BP (2012年5月24日発売)
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本棚登録 : 261
感想 : 18
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タイトルの通り、様々な形でのデザインを通して、世の中が変わってきている、その流れを対話形式で紹介した本。
対話形式を乗せることで情報の消失はすくないが、その分自分で読みとらなければならないので、少しの骨はおれる。
・ひつじ不動産のところがなかなか好きだった。
 事業者介在型のシェア住宅。だからこそニュートラルな関係の場所が生まれる。目立つ声が大きい一部の人ではなくて、普通のサイレントマジョリティをターゲットに。
・ファブラボ 市民でのものづくり支援
・えがおつなげて 都市と農村をつなげる資源循環型
・高知を中心とした一次産業再生プロジェクト
・介護トラベル
・xchange古着交換イベント
 自分の生活が確かになってはじめて、情報発信やシェアとかにつながる。生活を大事にすることが全ての問題を解決する第一歩につながる
・ミュージックセキュリティ ベンチャー音楽家に投資できる箱
 気持ちを大事にして投資すること。
・プロジェクトシート 自分の興味・趣味・自慢・人生の振り返り。
・顧客を設定してどんな価値を生み出すか。自分のことを知っている仲間がいて、いま描いている夢を共有できている居場所があることで、挑戦の土台につながる。
・地域に貢献したいと思っている人がいるのに自信がなくて踏み出せない。ありだよねと思えることがまず大切。
・DTO design to order 使う側の要望をデザインや設計に反映し、在庫リスクを減らして開発する。
・所有せずに機能を共有する経済。モノを増やさずに満足を得る知恵。ものを所有していないほうが生活の自由度はあがるはず。
・共有については権利・物理・時間のそれぞれの要素がある。
権利とは株など。物理は車や家など。時間は電力など。
・モノの製造と経済清涼を分離する未来が起こらざるをえない。金融ではリバースモーゲージなどがおもしろい。家を担保に融資をうけ、家の価値を現金化する。
・ブランディングは点ではなく、面で取り組むようにならねばならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仕事関係
感想投稿日 : 2012年11月30日
読了日 : 2013年2月20日
本棚登録日 : 2012年11月30日

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