卵の緒 坊っちゃん文学賞

著者 :
  • マガジンハウス (2002年11月21日発売)
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本棚登録 : 225
感想 : 22
5

二つの話が入っていて、どちらも素敵だった。
私は、二つ目の話の7’s bloodが印象に残っている。
まず、登場するお母さんがとてもすごい人だと思ったし、
お母さんが亡くなってからのお父さんの愛人の子供である
七生との生活も愛おしかった。
この二人の関係をずっと見ていたいと思ったけど
別れは来てしまうもので、最後の場面のキスは切なくて
だけどとても愛のあるものだと感じた。
血が繋がっている人って、どんなに離れていても
どこか繋がりがあるのはそんな人だけだ。
きっと二人の間には強い愛がずっと心にあるのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年11月23日
読了日 : 2019年11月23日
本棚登録日 : 2019年11月23日

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