ということで自分でも引くくらいあっという間に読み終わりました
まあ読みやすい
読みやすいよ!凪良ゆうさん!
これの前に読んだのがすごい時間かかってしまったのでその反動ってやつですな
反動砲です
反動砲発射準備
全エネルギー反動砲へ
反動砲、エネルギー充填80パーセント
セーフティロック解除
エネルギー充填100パーセント
敵目標へ軸線合わせー
ターゲットスコープオープン、電影クロスゲージ明度20
最終安全ロック解除
エネルギー充填120パーセント
対ショック、対閃光防御
反動砲、発射!
はいはい、いらないやつでしたね
さて、本作です
読み始めのころは「見つける物語」なのかな?と思いました
自分でも目を背けたくなるよな負の感情、醜い考えを
小惑星の激突によってもたらされる地球滅亡を前にして見つけてしまう物語
でも、そんな中で必死に生きようとする「家族」を見ていくうちに「気付く物語」なのかな?と変わりました
それは新たに生まれてくるものではなく元々足元にあったのかなと
ただあまりに近すぎたためにあることに気付いていなかっただけで
周りの状況が変わることで足元にあることに気付く物語
でもでも最後まで読んで「認める物語」なんだと思いました
それは最初から自分の中にあったけど箱に入れて蓋をしてなかったこととして生きてきただけだったのかなと
その方が便利だから、傷つかないから、生きやすいから
最後を目前にして全てを認め許す物語だっのかなあと
そしてシャングリラとは互いの全てを認めて許す「家族」のことだったのかなあと
そして、そして本作『滅びの前のシャングリラ』と『宇宙戦艦ヤマト』はどちらも人類滅亡を目前に控えた物語でしたという見事すぎるオチ
さすがです(自分で言うスタイル)
- 感想投稿日 : 2023年5月21日
- 読了日 : 2023年5月21日
- 本棚登録日 : 2023年5月21日
みんなの感想をみる