蒙古襲来と神風 - 中世の対外戦争の真実 (中公新書 2461)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年11月18日発売)
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感想 : 22
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台風もしくは暴風雨は確かにあった。ただ勝った理由はそれだけではないだろう。その後も戦闘は続いて日本は辛勝だった。と言ったところか。歴史上の出来事をしかも1200年代なんて、正確に把握する事は困難だ。なので新資料が出てきたり、丹念に精査すると実は違ったというのは結構あるのだろう。そういう意味では学ぶ方もアップデートしていかないといけないかな。絵巻があってそこに色々書いてあったりするなんて、覚えていなかった。どこかに完全な形で残っていたりしないのか。他の人は絵巻を描かせなかったのか。何か新資料とか出てくると面白いのに。モンゴル帝国の本を読んだこともあり、興味深く読めた。当時の日本は貿易の事、捕まった蒙古人のその後の活躍など勉強になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年5月27日
読了日 : 2022年5月27日
本棚登録日 : 2021年11月2日

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