勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方

著者 :
  • 日本評論社 (2013年8月21日発売)
4.14
  • (68)
  • (74)
  • (26)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 1023
感想 : 83
5

 誰もが一度は疑問に思うことで、子どもから聞かれたらどう答えたらいいだろうと思っていたこと。答えではなく納得解が提示されていたが、なるほど納得できた。個人の経験を世間一般論に置き換える「一般化のワナ」と、二者択一でどちらが正しいかを対立させる「問い方のマジック」で語られがちだが、絶対的な正解は存在しないと認めることが大事らしい。自らが自由に生きるため、他者の自由も尊重するために、その子なりの答えを見つけられるよう手助けできたらいいな。読みものとして面白い本だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2023年12月4日
読了日 : 2023年12月4日
本棚登録日 : 2023年12月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする