リピート (文春文庫 い 66-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年11月9日発売)
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感想 : 818
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10ヶ月分時間を巻き戻して、人生をやり直す「リピート」の一人となり第2の人生を送る。しかしその中で同じ仲間達が殺されていくというストーリー。
仲間達が次々と様々な方法で殺害されてしまうというのは「そして誰も居なくなった」を想像させる。サスペンス性や恋愛模様の濃さは乾先生らしいなと思いましたし、最後のイヤミスぶりが最高に良かったです(褒めています)。主人公の最後は、「まぁ、あんなことすればね…」と納得感すらある結末で、そしてその最後の目撃者が殺した由子本人という皮肉もとても素晴らしかったです。
しかし、「そして--」よりも説明の長さや、タイムリープ物特有のややこしさも相まって読みにくいとも感じました。読むのであれば、しっかりと時間を空けた上でゆっくり読むことをお勧めします。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
毛利圭介:小林親弘
篠崎鮎美:早見沙織
池田信高:古川慎
横沢洋:茶風林
天童太郎:杉田智和
高橋和彦:岡本信彦
大森雅志:河西健吾
坪井要:内山昂輝
郷原俊樹:山路和弘
風間元春:三木眞一郎
町田由子:内田真礼

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー小説
感想投稿日 : 2024年3月10日
読了日 : 2024年3月10日
本棚登録日 : 2024年2月13日

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