主人公は愛媛弁丸出しでアクの強い大男・熊吾
学歴はないがずば抜けた才覚と持ち前の気風の良さとで事業を拡大し一家をなす
他の登場人物の話し言葉は 当時のあの辺りの大阪弁そのままで 違和感なくしみ込んで来る この人達は 多分作者が実際に見聞きした人たちで ただ順にポケットから取り出して 勝手に動き回るにまかせている・・・という安心感があって気持ちよくのめり込んた
熊吾の事業は順調に拡大していたが 最愛の幼い息子が病弱で そのために事業はすべてたたみ 戦前会社のあった梅田の一等地も現金に換え 故郷に帰る
朝鮮戦争の気配
第2集が楽しみ
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年1月31日
- 読了日 : 2017年1月30日
- 本棚登録日 : 2017年1月30日
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