一心同体だった

著者 :
  • 光文社 (2022年5月24日発売)
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本棚登録 : 1091
感想 : 97
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友情とは、フェミニズムとは何かを考えさせられた。
自分とは少し世代が違うけど、幼い頃に恋愛成就のおまじないをしたり、恋愛一辺倒の時期があったり、ずっと同じ友人と関われるわけではなかったり。
女性特有の共感できる部分だろうな〜と思うことが盛りだくさんだった。
ただ女性の方が学力が伸びる時期が早い気もするし、思春期は男性も生産性がないことに時間を割くことも多い気がするし、最後の章のフェミニズムに関するところは全面的に共感!というわけではなかったが、男女ともに型にはまるのを良しとした子育てはしたくはないなと感じた。

章ごとに主人公がかわるが全員同年代という構成で、バックボーンは説明があったけどその後どうなったんだろう、と思う人も多かった。
北島とかその後どうなったんだろう。
ただ気にはなるがモヤモヤするわけではなく、色々と想像が膨らむ読後感だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月30日
読了日 : 2023年11月30日
本棚登録日 : 2023年1月7日

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