語り口調の作品は語り手の個性が強く押し出されてしまうと講談を聞いているようでどうも自分の中にある想像や妄想その先にある感動を小さくしてしまう事があると感じます。落語のまくらから入るようなかんじで、同級生や幼馴染みが下町の居酒屋のカウンターで語り出すストーリーにいつしか引き込まれていきます。さだまさしさんの他の作品とは一味違うあたたかい気持ちになれる作品だと思います。
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- 感想投稿日 : 2023年8月11日
- 読了日 : 2023年8月11日
- 本棚登録日 : 2023年2月2日
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