原作未読なので、キャスティングについてはOK。
あの名作ドラマ『アンティーク』のような、ファンタジックでゆったりした温かみのある雰囲気がとても好きでした。元々サッカーの内田選手の俳優デビューを見るために初回をチェックしたんですが(笑)ミーハーな自分、バンザイ。
ストールをまとい、いつも女の子らしいスタイルの栞子ちゃんが可愛い。五浦くんとの関係もカワイイw本や物語を味わう楽しさを知る五浦くんと、それを通して人と繋がる喜びを覚える栞子ちゃんが初々しくて応援したくなる。
彼女が小学生の時に書いた『時計じかけのオレンジ』の感想文、他の誰より五浦くんの反応の方がショックだったんだろうな、と微笑ましくもおかしかった。
また、栞子たちの父親代わりになってる、“せどり屋”の志田さん。
料理上手で(パンまで焼いちゃう!)、女の子に英国式にお茶を勧めたりする素敵なオジサマだった。こういう人と知り合いになりたい…。
人には家や学校・職場以外にもうひとつ居場所があった方が良いという話を聞いた事があるけど、
多くの人にとって、ビブリアはそんな第3の居場所になってるんだろうな。
そして『晩年』の回がそうだったように、本の持つ素晴らしさだけではなく、危うさも描いていたところがまた良かったと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本という海の道標。
- 感想投稿日 : 2013年7月27日
- 読了日 : 2013年7月
- 本棚登録日 : 2013年4月25日
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