1991年出版。
チェルノブイリ原発事故から5年後。
政府は安全を強調して事実を隠蔽し、常に事実が漏れ出してから追認する。そのため避難が遅れて子供たちが大量に被曝した。被曝者が病死しても放射能との関連性を認めない。放射能恐怖症という概念を創り出し、被害者をカルトやクレーマー扱いして沈黙させる。汚染地域の住民は経済的支援が受けられないために避難できず、被曝しながら生活を続ける。避難した先で、放射能に汚染されているからと差別を受ける…
まったく今の日本を見ているようです。残念ながら我々はここから何も学ばなかったのか…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ドキュメンタリー
- 感想投稿日 : 2012年1月9日
- 読了日 : 2012年1月9日
- 本棚登録日 : 2012年1月9日
みんなの感想をみる