林望氏の著書は初めて読む。端正な日本語。少し難しい表現もある。
本書での「日本語論」は第一部で表現するときの自覚、つまり書くときの作法や心掛けを示し、第二部では話し言葉のインテリジェンスについてその喪失を嘆いている。第三部がいよいよ本題であり、日本語を以下に磨くかを語る。古文を読むこと。しかも音読がいい。日本の教育が切り捨ててきた古文にこそ、語彙の豊かさや歴史、教養を深める要素が数多くある。まずは「徒然草」から、読んでみるかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教養
- 感想投稿日 : 2012年1月27日
- 読了日 : 2012年1月27日
- 本棚登録日 : 2012年1月27日
みんなの感想をみる