特殊相対論レベルから始めて、古典場の理論(特にディラック方程式)をやった後で、正準量子化を行う。極めて丁寧に書かれており、かつ本質的な情報も盛り込まれているので、大学2〜3年生でも独力で読み進めることが出来る。
個人的に残念な点は
①自由場のみで相互作用について書かれていない点。(したがって、コレを読んでも散乱断面積は計算できるようにはならない)
②経路積分量子化について述べられていない点。
③非可換ゲージ場の量子化についても述べられていない点。
だが、どうやら下巻で回収されるようなので減点はしなかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年7月6日
- 読了日 : 2020年7月6日
- 本棚登録日 : 2020年7月6日
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