昭和16年生まれと言うから、わたしよりは一回り以上
年上の奥成達さんが、文章を書いてるのだが、
さらりと、一文を読むだけでも
次から次へと思い出がよみがえる。
薄暗い昇降口、靴を脱ぎかえる時の木肌の感触
3,4人で一生懸命運んだ家ではあり得ない大きさの
給食のバケツ。
今見たら、驚くほど小さいのかもしれない。
並んで待った予防接種。あの待つ時の消毒のアルコールの匂い
しかめっ面して出てくる友人の顔
砂埃の校庭で、スカートをパンツにはさんで
飛んだゴム跳び遊び
何と、思いでの数の多い事。
それにしても、わたしでさえ思い出を引っ張りだされてしまう
記憶の克明さ、驚くほどだ。
そして、助けてくれるのがながたはるみさんのイラスト
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年10月23日
- 読了日 : 2013年10月23日
- 本棚登録日 : 2013年10月21日
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