随分、前に書かれたもので文章が現代文ではないから読みにくく、物語に入るまでも少し時間はかかったがそれでも面白かった。
ミステリーなんだけれど、ちょっとした浮遊感?クラゲが浮いている様な、フワフワしたもの?そういうものが作品の中に存在して不思議な印象もした。
終始、真犯人が誰か?!という括りで進んでいくが様々な人間の証言によって掻き回されて最後の最後で、こいつが真犯人か!?と思ったけれど、よく分からないまま終わってしまった。いつもならこの作品みたくあやふやな終わり方すると、モヤモヤだけが残って、えぇい!!ハッキリ解決しろ!と言いたくなるが何故かこの作品に限っては、そのあやふやな終わり方が良い。真昼の白昼夢みたいな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年2月12日
- 読了日 : 2018年2月12日
- 本棚登録日 : 2018年2月12日
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