一番の欠点は謎解きが作者の好きなようにかかれててすべて蓋然性と探偵だけが証拠を掴んでいることで裏打ちされている点。次に致命的なまでに探偵が語る解決篇がダラダラ説明してるだけで面白くもなんともないこと。それなのに最後謎解きを聞いた人がみんな涙流して拍手喝采。本を投げた。個人の内面などを徹底的に排除し、警察、被害者の夫などというようにきめられた以上の個性を与えないようにしてあるやり方やト書きみたいな書き方は面白いけど、話が下らない。また探偵が無意味に影薄い。謎に関しての姿勢が島田荘二っぽい。
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2007年7月31日
- 本棚登録日 : 2007年7月31日
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