おともださにナリマ小

  • フレーベル館 (2005年5月1日発売)
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本棚登録 : 454
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適度に文字が大きく読み聞かせもしやすい。よくある展開だがキツネが書く文章が独特で面白かった。例えば、なるべく咳をしない→なるび九、せ木お四ナイ、など。これが一風変わったタイトルの答え。

あらすじは、キツネが化けて主人公と入れ替わり、主人公はそれと気づかずにキツネの学校に行くことになる。いつものクラスなのに何か変。服を後ろ前に着ている子がいたり、女の子のポニーテールがろうそくのように真上にピンと立っていたり。学級委員の女の子が両耳に鉛筆を差していたのには笑ってしまった。

終盤で、キツネ小学校の校長先生から手紙が届いた所は少しジンときた。やはり校長先生だけあって、文字は変だけどちゃんと敬語が使われている。何しろ一生懸命書いたことが伝わってきた。

ラストはハッピーエンド。キツネ達とハルオ(主人公)のクラスが仲良く楽しそうに遊んでいるイラストで終わったのも良かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2021年7月20日
読了日 : 2021年7月20日
本棚登録日 : 2021年7月20日

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