息子のトリセツ (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社 (2020年11月1日発売)
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感想 : 62
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この方の著書を読むといつもドキッとする。やってはいけないと書かれていることを、つい自分もやっているからである。

例えば夫を賞賛しないこと。男性脳は遠くにゴールを設定して邁進する脳。人生のロールモデルである父親が妻からぞんざいに扱われていては、やる気が起こらないそうだ。

そして親が失敗を過度に恐れること。成果主義なこと。子供よりも結果に一喜一憂してはならない。

失敗を恐れては男子の冒険心は育たない。幼いときから小さな失敗をいくつもさせ、耐性をつけること。ただし失敗から何かを学ばなければ意味はない。

また、これも私はやりがちなのだが5W1H型の質問。5W1Hとは例えば「学校どう?」とか「何でここに置くの?」「宿題やったの?」など。

これはゴール指向問題解決型の王道を行く質問で、心を通わせるものではないからだ。これを夫婦関係に置き換えると、帰宅した夫に「今日何してた?」「めし、できたのか?」と聞かれるのと一緒。威嚇したつもりはなくてもそう聞こえてしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 370教育
感想投稿日 : 2021年7月10日
読了日 : 2021年7月10日
本棚登録日 : 2021年4月13日

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