日本はなぜ諍いの多い国になったのか - 「マナー神経症」の時代 (中公新書ラクレ (184))

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年7月11日発売)
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感想 : 6
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この本が世にでた2005年から15年経った2020年の今でも十分に納得しながら読める。社会の心理主義化と神聖なる自己、自己崇拝、過剰なやさしさ、キャラ化、マナー神経症…。しかし、現在はもっと過激になっているような気がする。フェミニズムの再々ブーム、LGBT問題、ダイバーシティのように政治的な色彩を帯びているというか。社会の閉塞観と息苦しさ極まった現代ディストピアのルーツがすべて書き記されているかのよう。いつからこんなに生き辛くなったのか?の答えが見つかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年10月17日
読了日 : 2020年10月17日
本棚登録日 : 2020年9月25日

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