小さい頃よく読んだ本に似ている。小学生の少女や少年がいろんな形でひょんなことことから冒険に出る話。夜の闇にある異世界やほんのちょっとだけ遠い近所。そんな感じのするお話。現実の小5女子が父親に対してこんなに素直だとは思えないけど、そういう子なのかな?公衆の面前で大声出すとか、小5であり得ないでしょ、そんなところがすごく童話っていうか、児童向け小説っぽい。あとゆうこちゃんみたいに話のわかるオトナが周囲にいるところ。彼女が登場しないと文字通りお話にならないんだけど、なんで都合よく「わかるオトナ」がいるのかなぁって思ってしまう。同棲っていう超大人事をこんな子供っぽい子供に話すかなぁ…?この時だけは、小5扱いなって感じなんだけど。内緒って言いながらバレたいとか?
でも、少年少女向け小説と同じで親子のキズナみたいなことを押しつけて来ないで、アッサリ夏休みが終わったみたいに終わるのはすごくいい、感動のフィナーレみたいのだったらガッカリだから。そこはハル目線で終わってくれてスッキリしました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2016年8月19日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年8月19日
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