二作目は暗く怖かったけれど三作目はわくわくドキドキ。かっこいい生き物ヒッポグリフに気味の悪いデメンター、死の予兆グリム、浮き世離れした占いの先生トレロニーと、面白い新キャラが続々登場。魔法の地図まで出て来ます。そして今度の defence against the dark arts の先生ルパンがとてもいい。更にスネイプもマルフォイも相変わらずイヤな人物ながら、時代劇の悪役のような愛嬌をふりまいていて、読んでいて本当に楽しかった。ストーリーもダイナミックに展開しながら、背景と伏線がしっかり丁寧に作られているので、無理やり感や都合良すぎる感を感じさせません。このあとストーリーは魔法省が出て来たりヴォルデモートの過去が出て来たりと更に複雑になっていくし、ハリーたちも真っ直ぐな少年期からあれこれややこしい思春期へと移ってゆくので、こういうスカーっとしたエンターテイメントは、三作目だけかもしれません。とても面白かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
オトギバナシ
- 感想投稿日 : 2013年11月6日
- 読了日 : 2013年11月5日
- 本棚登録日 : 2013年11月6日
みんなの感想をみる