街場の憂国論 (犀の教室)

著者 :
  • 晶文社 (2013年10月5日発売)
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感想 : 54

攻撃的な論旨を平易なロジックとキャッチーな喩えで投げかけてくるウチダ節はますます脂がのってます。
今回のファーストヒットは「政策決定プロセスがスピーディーで一枚岩であることは、それが正しい解を導くことと論理的につながりがない」ということを『朝三暮四』で説明しているあたり。「この政権転覆させちゃる」と勇躍投票所に向かったかつての自分は、「サル飼いのおっさんの提案に即答するサル」であったということに気づかされ、忸怩たる思いとともに膝を打ったのでありました。
以降も目から鱗なお話のつるべ打ち。リテラシー論はしょんぼりしながら読みました(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年10月24日
読了日 : 2013年10月24日
本棚登録日 : 2013年10月24日

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