県庁おもてなし課 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2013年4月5日発売)
4.06
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本棚登録 : 15912
感想 : 1129
4

高知県庁観光部に発足した「おもてなし課」
どこまでも公務員で、民間の感覚とズレた職員たちの奮闘と成長のお仕事小説
……でありながら、甘々の恋愛要素も山盛りです(⁠灬⁠º⁠‿⁠º⁠灬⁠)⁠♡


こういう前へ前へと進んでいく成長物語は大好き。
有川さんの文章はテンポよく軽やかで、読んでいて本当に楽しい!
そして何と言っても、登場人物たちが魅力的。
一人ひとりの懸命な姿が愛おしくてたまらない。
私が一番好きなのは、県出身で人気作家の吉門喬介。
途中から甘えん坊キャラ(?)になって可愛いのwww
あと、高知県まるごとレジャーランドを提案する観光コンサルタントの清遠さんもかっこいいなぁ。

この本から学んだことは、解説で有川さんが触れている
「視点の切り替え」
世の中のものは見方を少し変えるだけで、こんなにも輝くのかと気付かされる!

象徴的なのは日曜市の場面だ。
大らかで雑然とした雰囲気はおそらく南に独特のもの。
見飽きた市の光景が、視点を変える事で東南アジアのような空気を帯びる。
そうなると異国の地を歩いているようで楽しいだろうなぁ。


「レジャーランド高知県」
これだけ高知の魅力を見ると、行ってみたいと思わずにはいられない。



この本はManideさんに「キュン度高めの有川作品」
として教えて頂きました。
ありがとうございます❥❥❥

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023
感想投稿日 : 2023年10月21日
読了日 : 2023年10月20日
本棚登録日 : 2023年10月20日

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コメント 3件

Manideさんのコメント
2023/10/21

aoiさん、こんにちは〜

キュン5まではいかなかったんですね、、
ちょっと残念(笑)

やっぱり、キャラがいいですよね。前へ進んでいくというコメントを目にして、やはり、そういう人たちが好きなんだな〜と、とても強く感じました。

aoiさんの感想を読んでいて、もう一度読みたくなりました。
もう一度読んで、キュンキュン仲間に入れてもらおうと思いま〜す(・∀・)/

aoi-soraさんのコメント
2023/10/21

Manideさん
キュン度はね、もう満点ですよ。
満点すぎて、照れてしまうほど…
イイ歳して恥ずかしいのですが(笑)
4にした理由?
多分、恥ずかしくて5をつけられなかったのかな(^^ゞ

そうそう、こういう話を読むと、自分も頑張ろう!
って気になるし、元気が出ますよね。
良い本を教えてくれて、ありがとう♪

Manideさんのコメント
2023/10/21

とんでもないです〜
気に入ってもらえる作品となってよかったです(^^)

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