訳あってKZシリーズを集中的に読み続けているが、流石に飽きてきた。みんなが強すぎて現実味がないのはまあいい、むしろその点は慣れてくると楽しみどころとなってきた。いちばん慣れないのは、登場する大人が誰一人として信用できないところ。犯人だけでなく、警察も、先生も、医者も、親も…。ロールモデル不在。大人は汚い。そんな「子どもの王国」めいたところも人気の秘密なのだろうか。というか大人だけでなく、アーヤに言わせればクラスメイトも塾の生徒も兄や妹までも、KZ周辺以外の人はみんな敵。世の中はなんと悪意に満ちているのだろう…。そんなアーヤ的世界観にやや疲れる。
しかしとりあえず楽しめるところだけ楽しんで、目標の巻まで邁進する予定。毎度毎度、事件解決のためにうまいこと役割分担して各自が任務をこなしていく姿はふつうにカッコいい。「こんなこと子どもにできるわけない」という上から目線のツッコミは封印して、「こんなふうに動けたらいいな」と素直に憧れながら読むと大人でも楽しい。
今回のお話では、踊る男の子たちを楽しめます。ダンスのことはさっぱりわからないが、勉強、スポーツだけでなく芸能方面もいけるKZの面々。そして不正を暴き世界をパンデミックの危機から救う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
子供向け?
- 感想投稿日 : 2024年1月16日
- 読了日 : 2024年1月16日
- 本棚登録日 : 2024年1月15日
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