ちょっと前から登場していた美門翼(みかどたすく)君もドサクサながら晴れてKZ正式入団。どんな匂いも嗅ぎ分けられる嗅覚、そして一度見たものは忘れない抜群の記憶力を持つ翼の加入により、探偵チームはさらにパワーアップ。砂原君は十三歳にして社長だし、怪盗ルパンみたいな人も出てくるし、もはや心置きなくファンタジー。
リアリティからの浮遊具合が良い感じだったのか、読み手の私のコンディションの問題もあるのかわからないけど、この巻ではあまり滅入ったりも白けたりもせず、冒険活劇を楽しめた。豪華クルーザーへの突入シーンでアーヤが“武器”を装備したときなんか、これで自分も強くなったような、なんでもできるような、そんな高揚感を感じた。
家も学校も楽しくない平凡な女の子が、くだらないクラスメイトの中傷なんかなんとも感じなくなるくらいワクワクする活動に、素敵な仲間たちと共に熱中する。こんな夢を見てもいいよなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
子供向け?
- 感想投稿日 : 2024年1月18日
- 読了日 : 2024年1月18日
- 本棚登録日 : 2024年1月18日
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