人間にとって成熟とは何か (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2013年7月28日発売)
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本棚登録 : 2040
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絆という言葉に違和感を感じるし、被災者に捧げるという言葉は、場合によっては自己満足に過ぎないと、この本の作者は言います。

善意の押し売りは、何かをしてあげたいと言う気持ちは尊重してあげたいけど、受け手も悪意がないだけに、断るのも悪いと思いありがとうと応えてしまいがち。美しい錯覚が続くことになります。まあ、この辺りは日本人の良いところでもあり悪い所でもあるかと。

他にも、本当の貧困はアフリカの様に、明日の食事にも困るようなことだとありました。これに関しては、相対的に考えても良いのではと思いました。食べられないのが当然と生まれながらにして考えるのと、考えないのとでは違いますから。

全体的に、世の中の風潮には、批判的な意見が多いですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 曽野綾子
感想投稿日 : 2014年2月14日
読了日 : 2014年2月14日
本棚登録日 : 2014年2月14日

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