『世界の中心で愛を叫ぶ 』の二番煎じ的な作品かな思っていて、彼女が亡くなってはいはいって作品なんでしょって思ってた。でも、読み進めてゆくうちに、引き込まれていって、「ぼく」と「きみ」の懸命に愛を育んでゆく関係がいとおしくもあり、しかし、それがなくなってしまうのかと思うと、悲しくなってしまう、複雑な感情同士の対峙がもどかしかった。
一応バッドエンドなのだが、読み終わってみると、体がじんわりと暖かくなる不思議な作品だった。もう一度読んでみても楽しいだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年10月13日
- 読了日 : 2013年10月13日
- 本棚登録日 : 2013年10月12日
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