ダレン・シャン 7―黄昏のハンター

  • 小学館 (2003年2月19日発売)
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本棚登録 : 1731
感想 : 71
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前に間違えて借りてきて、試練を受ける前に元帥になることをネタバレされてしまった巻にやっとたどり着いた笑(ちゃんと確認して借りなかった私だけが悪いのですが、、、)
今回の本はいつもと違う図書館で借りたのだけど、よく借りられてるからか汚れ、傷みがひどくて、3か所読めないところがあった。残念。そして1か所糊なのか張り付いていて開かないページも、、、。
そんな感じでいろんなものに気をやられながら読んだ一冊。

元帥になったダレンは、連日戦争会議に追われ数年が経っていた。
そんな時ミスタータイニーがバンパイア・マウンテンにやってきて更なる予言を置いていく。
それは3人のハンターがこれから四度、バンパニーズ大王を倒す機会を得る。しかし、その四回で果たせなかった時、バンパイアは滅ぶ。
未だバンパニーズ大王の居所は知れず、戦争は続き、若い将軍を出兵させなくてはならない事態になっており、さらにバンパニーズは人間を引き入れ、銃などの武器も使用してくるという。追い詰められた彼らは、ミスタータイニーの予言を頼りに、三人のハンターを送り出すことになった。ひとりはダレン、ひとりはクレプスリー、そしてもう一人はバンチャ元帥。そこにハ―キャットも加わり、一行は指示された魔女のもとへと向かう。

久しぶりの外。
そしてサーカス団。
エブラは結婚し、子供が三人生まれていたりする。
児童書だから、と言っていいのか、それとも作者と私が合わないだけなのか(たぶんこっち)戦闘描写に迫力やスピード感を感じないのと、相変わらず誰にも感情移入できない。あえて言えば魔女とミスタートール。
さて、一戦が執り行われて、逃げおおせられ、あと三回の機会を持っているわけだけれど、まだ五冊もあるのに?となる。
ダレンの純化(バンパイアに変化していく際の体の変化)や、バンパニーズ大王かダレンかが恐ろしい大王になるという運命の提示。あと、ずっと気になっていたバンパイアを造り出したものの存在(ミスター・タイニーがオオカミの雌と人間を掛け合わせうんぬんかんぬん、は噂より信憑性がある話なのかな)が書かれていたのはよかった。不思議なのは、創造主がイコール神様にはならなかったんだなということ。バンパイアの神様や、バンパイアの天国って、具体的にどういう信仰なのか、どういう教えなのか、書いてほしい。気になる。
あと、そうかもなと思っていたけれど、バンパイア以外にも色々といるんだね。サーカス団の人たちって、どちらかというと突然変異で生まれた感があったから、一族とか、種族的なものじゃないのかなと思っていたのだけど。
それでも一番表立って大きく勢力を持っているのがバンパイアなのか?
魔女の片割れが気になる。どこいったの?何してるの?何ができるの?
その血がまた関わってくるんだろうか。
どうかこの疑問にきちんと答えが提示されますように。
匂わせでもいいですから、、、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2023年9月7日
読了日 : 2023年9月6日
本棚登録日 : 2023年9月6日

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