ナイチンゲールの沈黙

著者 :
  • 宝島社 (2006年10月6日発売)
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感想 : 689
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[江戸川区図書館]

「チーム・バチスタの栄光」を読んだ後にすぐに探して借りて、待ちきれなくなる思いで読んだ本。
「ジェネラル・ルージュの伝説」を一緒に借りたのは偶然とはいえ良かった。この2冊は、一緒に読める状況で読むのがオススメ。

2冊の相関関係を知らずに、シリーズの順からこちらを先に読んだが、続けてもう一冊を読んで、すぐに再読したくなった!全く同じ時系列で、しかも同じ事象について複数人物の視点で描くのはよくあっても、二層の事象を表すがごとくに二つの事件?を二人の看護師をはさむことでより二面性を意識させつつ綴った手法には脱帽。ただ、この本を読んでより思ったのは、「チーム・バチスタ~」以上にこの方の本は"ミステリ"ではないのでは…?

しかも白鳥×田口のかけあいを期待していたのに、更にその上を行くキャラまで新登場!すごすぎます。その一方で音楽に関わるネタにもとても興味深かった。医療分野×特異な人物像と、その表現力!ますますこの方の作品を読みたくなりました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自分用
感想投稿日 : 2013年4月24日
読了日 : 2013年4月24日
本棚登録日 : 2013年4月24日

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