かばんうりのガラゴ

著者 :
  • 文渓堂 (1997年11月1日発売)
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本棚登録 : 2371
感想 : 159
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[江東区図書館]

本の名前も絵も知ってはいたけれど、読んだことがなかったはずなので読んでみた。もうこの手のやつは何となく読み流せるかと思っていたけれど、思った以上にくっきりはっきりとした絵柄とよく種族が分からない独特な姿かたちのガラゴ(メガネザル??)とわらしべのようなちょっと一癖あるお客さんたちとのやりとりが面白くてつい引き込まれて読めた。毎回想定のナナメ上をいくような不思議な鞄たちと動物たち。カエルのカバンなんて、、、、オタマジャクシを効かせた五線譜鞄!

これまで島田さんの本(パムとケロ)はかわいらしすぎる感じで"読んだことある"程度でさほど思い入れはなかったんだけれど、ガラゴの方が好みだったのか、たまたま当時から時を経て"今は"この本が面白い琴線にひっかかる時期だったのか?最後の客を見送った後、何が良かったのか当てようと頑張ったけれど、、、脚が沢山ある鞄さんにはかせてあげた?いやこれは手袋だ。手袋はめたいような季節だった?いやそうでもないし。それよりなんで"ちょうどいい"んだろう、、、、めくった先には思いがけない手袋の使い方。これがシリーズものだったら、ガラゴの目は次回からこれでいいわー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自分用
感想投稿日 : 2021年10月5日
読了日 : 2021年10月5日
本棚登録日 : 2021年10月5日

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