(感想)
創造的な仕事ではゴールを前もって正確に定めることができないため、従来の原因と結果の確実な連鎖をつなぎ合わせるプロセスは通用しないという。
あいまいなゴールへ向かうためにはゲームやシミュレーションが有効だと著者は主張し、創造的に発想するのための手法やワークショップを「ゲームストーミング」と呼ぶ。
1,2,3章が考え方と組み立て方を解説し、4章からは様々な手法を紹介している。膨大な方法が紹介されていて、かなり役に立つと思う。
実は個々の手法よりもなによりも、実践におけるファシリテーションや、手法をどのように組み合せゴールに適したものとして構成するかが重要で、ゲームストーミングを「使いこなす」には実践を重ねてそれなりに経験を積む必要があると感じた。
【無断転載を禁じます】
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
デザインと関連付け
- 感想投稿日 : 2011年8月23日
- 読了日 : 2012年2月6日
- 本棚登録日 : 2011年8月21日
みんなの感想をみる