BLとしてではなく、物語としてとても完成されています。
キャラの設定、情景、背景、とても細かく丁寧で引き込まれました
きっと性別とか関係なく、高知だからぴったりはまったんだろうなぁと
受け攻めの感じがとても好みだったので良かったです
明るくて優しい太陽みたいな高知と、満たされない穴を埋めるように誰とでも寝る遠召
不器用だけど、痛みを知っている彼らだからこそ、ここまでぴったりなんだと思います
遠召の過去がとても暗いですが、兄は嫌いではありません
きっと彼も、ただ愛されたかっただけ
後半の遠召が高知を待つシーン、飛ばさず1年1年を丁寧に描いたのが良かったと思います
より遠召にとって高知は必要な存在だとわかったし、遠召が少しづつ未来へ向かって行くのがとても良かった
別にBLじゃなくても、と言う人もいるかと思いますが、私はここまでしっかり設定が作られているBLが好きです
逆にただヤってるだけのBLが苦手なので…
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL(小説)
- 感想投稿日 : 2012年8月8日
- 読了日 : 2012年8月7日
- 本棚登録日 : 2012年8月7日
みんなの感想をみる