戦時中の食事が記録されていると聞いて手に取った
さもみじめな記録がされているだろうとページをめくったが、意外や意外かなりいいものを食べているではないか
贅沢品として禁じられていた牛肉をこっそり人からいただいたり、「閉店」と看板を出した洋食屋で鶏料理を作ってもらったり
どうやら筆者のロッパさん、人からかなり恵まれるタイプのようである
単純に食事の記録だけを読むつもりが、古川ロッパという役者の好みの食べ物、人望、贅沢を限りなく許す食への愛情へと焦点が移った
食べる=命をいただく、という意識はあったものの、食が人間を作るという考えは希薄だった
気づいた時には奥深い「食」の世界に首をつっこんでいた
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年9月16日
- 読了日 : 2012年9月16日
- 本棚登録日 : 2012年9月2日
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