■正直、こうして感想文を書きはじめている今でも、迷っています。このカスタネダの遺作で呪術師シリーズの最終作である「無限の本質」の感想は、1984年から22年間付き合ってきた私のカスタネダへの総評であり、また私自信の人生の総括にも関連するからです。結論から言えば、依然としてカスタネダの事も、この世界も曖昧なまま、霧の中に 見え隠れする実像を掴みかねていますが、おぼろげながらも、ある、焦点に永年求めていたイメージが像を結びつつあります。それが何なのか、以下思いつくまま記してみます。
この遺作で、いままでの著作の中で不明瞭だったいくつもの部分がその、相関も含め焦点を結んできました、その見えてきたモノに、ある意味で驚愕や恐怖・・そして疑念?も感じます。カスタネダが人類学のフィールドワークで始めた呪術師・ドンフアンの記録ノートから彼が37年を経てたどり着いた最終地点:遺作はスタート地点からあまりにも異なる想像の彼方の世界であることは確かです。
以下は・・・
http://amato-study.comに書評があります。
カスタネダの他の著作と併せて、アマトのお勧め本です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
精神世界
- 感想投稿日 : 2006年3月21日
- 読了日 : 2006年3月21日
- 本棚登録日 : 2006年3月21日
みんなの感想をみる