聖夜 ― School and Music

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年12月9日発売)
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2011年夏休み感想文課題図書中学生の部
【感想文のヒント】
何か楽器をしている人は共感する部分がたくさんあるのでどこの場面でもにた話が出てくると思う。

楽器はしないけど音楽を聴くのが好きと言う人は、同じ曲でも弾く人によって違うし、聞く人によっても違うという話が書けそう。そこだけで終らせず、この物語から自分の生き方や日常を見つめてみよう。

試練から逃げてしまった自分の話や自分の気持ちを言葉や音楽や行動で表現してみるけど上手く表現できず、そういう自分に嫌気がさしたという話や、親や指導者が立派でよい影響を与えられている一方、表の部分(見せている部分と言えばいいかなぁ)のようでイラッときてしまうという話などが書けそう。

理想と現実の狭間で悩みもがきながら、人間って完璧じゃないのに、完璧を目指して生きていこうとする人間像にせまっていくのもおもしろい展開になりそう。

結びの部分は、クリスマスコンサート前日で終っている。その続きを自分の言葉で綴ってもいい。手紙は読んだのだろうか。その手紙には何が書かれていたのか。返事を書くとしたらどんなことを書いただろうか。思い切って母に会いに行ったかもしれない。父と祖母は? 想像がふくらむ結びなので、想像した話を入れても個性的な感想文になりそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年7月5日
読了日 : 2011年7月5日
本棚登録日 : 2011年7月5日

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