車のいろは空のいろ (ポプラ社の創作童話 3)

  • ポプラ社 (1968年3月1日発売)
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本棚登録 : 98
感想 : 15

松井さんの空色のタクシーには色々なお客さんが乗ってきます。不思議な話の中にはちょっぴり怖いものもありました。どんな生き物も命があるんですよね。金子みすずの詩が浮かんできます。街はすっかり新しくなるけれど、戦争で子供を失った悲しみはずっとその時のまま…そんな辛い想いが迫ってくる話もありました。くま紳士の話も切ないです。人間だけが選ばれた動物だなんて愚かな思い上がりですね。最後のお話はすごく楽しい。松井さんって…そうだったの!?挿し絵が懐かしい。味のある絵が素敵です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2015年5月25日
読了日 : 2014年2月9日
本棚登録日 : 2015年5月16日

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