オックスフォードで起きた一つの内臓が抜かれ、替わりにコインが置かれると言う秘儀めいた要素を含んだ連続猟奇殺人。
アメリカ人の女性作家と元夫のイギリス人で警察に雇われた写真家がその謎を解いて行く、と言う筋立て。
占星術、黒魔術、錬金術と言ったオカルト要素てんこもりで詰め込みすぎの感がありました。
犯人側に殺された女性作家の友人がメッセージを暗号文で残すのですが友人の死を悼むよりも暗号解読を重視している様子がどうも好きになれませんでした。元夫婦とその娘が解読して大喜びしているのは…確かに事件の核心に迫る大事なところでしょうが…うーん…友人を喪った人間としてはどうなんだろう?
読み始めてそうかからないうちに「この人でこう言うことで犯人なのかな」と思ったのですがその通りの結末で風呂敷の大きさに比べて最後が小さく感じてしまいました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年10月1日
- 読了日 : 2012年10月1日
- 本棚登録日 : 2012年10月1日
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