『炎情観音』の康子が不憫でしたが恨みとは言え仏像に噛み付くのは罰当たりとか思わなかったのだろうか…。
あの穏やかな蝉丸の過去が明かされた『逆髪の女』にも衝撃を受けました。不憫に思っても離れた心は戻せない、心は渡せないけれど生命はあげられた、と遺体に語りかけるあたりで現在の蝉丸の姿が見えました。
彼が亡くなった時にどんなことになるのだろうか。
『霹靂神』がほのぼのとしていてほっとします。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
夢枕獏
- 感想投稿日 : 2023年8月20日
- 読了日 : 2023年8月20日
- 本棚登録日 : 2023年8月20日
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