天上天下 赤江瀑アラベスク1 (創元推理文庫)

著者 :
制作 : 東雅夫 
  • 東京創元社 (2020年12月21日発売)
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感想 : 6
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『海峡──この水の無明の眞秀ろば』、『星踊る綺羅の鳴く川』、『上空の城』の三作品とエッセイ、インタビューを収録。
エッセイとインタビューは未読だったのでそれらを読みたくて手に取りました。
編者が『鏡花戯曲風三部作』として択んだ長編三編を収めたとのこと、確かに『天守物語』や『海神別荘』を思わせられる雰囲気はありますが言葉の選び方や美しさはやはり作者ならでは。その世界は唯一無二だと思います。
収録された対談では『天守物語』について語られており、幻想文学の世界で泉鏡花の持つ影響力を再認識しました。
インタビューで作者ご本人の姿勢が見えたことが嬉しかったです。作品以外で『赤江瀑』と言う方を知ることができたことはファンとしてとても幸せでした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 赤江瀑
感想投稿日 : 2022年7月15日
読了日 : 2022年7月15日
本棚登録日 : 2022年7月15日

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