頭の中がカユいんだ (双葉文庫 な 12-6)

著者 :
  • 双葉社 (1995年10月1日発売)
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本棚登録 : 164
感想 : 20
4

これを読むとらもさんの虜になってしまう。
脈絡がなく、虚でも実でもなく、曖昧で、とらえどころが無い。
酩酊していて、足元は覚束ない様子だし、ラリっているので
たまに何をいってるかよく聞き取れない。

けれど、そんな中で、そんな様子でも、彼は物事の本質みたいなものを
ちゃあんとわかっている気がするのだ。
だから人は彼に魅かれ、彼を愛してしまうんじゃないか。
そんな気がして仕方が無いのだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2010年12月9日
読了日 : 2010年12月6日
本棚登録日 : 2010年12月6日

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