たぶん作品に同調していたらモッテイカレテいたかもしれない。
鵺のように、異質で、奇怪で、とらえどころがなく、どろどろしている。 それは遠くから聞こえる怖ろしい鵺の鳴き声のように、耳をふさいでも響いてくる。ここにはわかりやすい救いも、安易なハッピーエンドも用意されていない。
だが、これを読んでふと思ってしまうのだ。
本当に必要なのは小手先の癒しなどではなく、こういう作品なのではないか、と。捻くれていても、病んでいても、ここには少なくともどうにかしようという強い想いがある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Manga
- 感想投稿日 : 2011年2月28日
- 読了日 : 2011年2月27日
- 本棚登録日 : 2011年2月27日
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